10月度 活動報告
少し間が空いてしまいましたが、
10月度の活動報告です。
10月は山本牧場さんの近くにある雑木山で活動しました。
祓川温泉前に集合し、
歩いて山へ向かいます。
この日は秋ということもあり、
どんぐり拾いをしようかと思っていましたが、
思ったほどどんぐりが落ちていませんでした。
たぶん野生の動物が多い御槇の場合、
落ちた木の実は数日のうちに食べられているのではないかと思います。
(推測なので真偽のほどは定かではありませんが。。。)
山に入ったらまず荷物を置く場所を決めて、
みんなの荷物をまとめて置きました。
リュックを下したので思いっきり遊べます。
年が上の子たちは、
さっそく上ったり滑ったりして遊んでいました。
木の根っこなどはつかまるのに便利です。
トイレ用にスコップを持って行っていたのですが、
気付いたら遊び道具に使われていました。
斜面を削って「滑り台を作ろう♪」って言ってました。
ちょっとしたら、
「うわッ!」って聞こえてきたので、
何事かと思ったら、
「ムカデだぁー!!」
と叫んでました。
「触ったらいかんでー!気を付けて!!」
って言いに行こうと思ったら・・・、
僕がそんなことをいう間もなく、
スコップと岩石の集中砲火で跡形もなくっていました(汗)
たくましいものです。
だいたい遊んでいる間は、
いくつかグループが出来上がっています。
メンバーが固定しているときもあれば、
適当に入れ替わりながら遊んでたりします。
別の子たちは森の中を探検していました。
男の子たちが何かを集めているなぁと思っていたら、
みんなで栗のイガを集めていました。
(たまに指に刺さって痛い痛い言いながら。)
どんぐり同様、
栗もほとんど中身は残っていませんでしたが、
たまに開いていないイガもあったので、
開け方を教えてあげたら、
要領を得て楽しそうに次から次へとを開けていました。
そうこうしていると、
向かうから小さい子たちのグループが歩いてきました。
だいたいこんな感じでいくつかのグループが山の中で遊んでいます。
倒れている木も、
小さい子たちにとっては大きな障害物であり、
良い遊具です。
ちなみにこの時の僕とのやりとりはこんな感じ。
「木がある~。行けれ~ん。行けれ~ん。抱っこして~。」
と言うので、
「上をまたいだらいいんだよ。行ける行ける。」
と言ってあげると、
「あ、そっか。うんしょ。あ、行けた。」
という感じ。
たいてい大人は手を出さないし、
子供が「無理!」と思うことを、
「あ、大丈夫か。」と思わせてあげたいと思っています。
思い込みで「出来ない」「怖い」と思っていることを、
「出来る」「何でもない」と思うように体験させてあげれば、
あとは難無くやるようになっていきます。
最初は「降りれーん!手をつないでー!」と言っていた急な斜面も、
「お尻をついて滑って降りたら良いんだよ。」
と言ってあげると、
尻もちをついて滑りながら下りていきます。
一人がそうすると、
他の子も真似てやるので、
同じくらいの年齢の子が一緒にいることの良さは、
「あの子が出来るなら自分も出来るかも。」
という反応がおこることだと思います。
いつも午前中の活動はあっという間で、
気付いたらすぐお昼ご飯の時間になっています。
お昼前になるといつも、
「ご飯はまだ~」
「お昼食べよ~」
という声がそこかしこから聞こえてきます。
ということでランチタイム~。
「好きなところで食べたらいいよ。」
と言ったら、
この日はこんな感じに。
1本の倒木に並んで座ってました。
なんかかわいらしいです。
この二人は仲良くご飯を食べているので、
てっきり以前からの顔見知りかと思ったら、
あとで初対面だと聞いてびっくりしました。
お昼ごはんが食べ終わったら、
子供たちはまた森に遊びに行きました。
大きな穴が開いているところがあり、
男の子たちが協力して入口を広げていました。
子供たちが何人か中に入れるくらいの大きさです。
この大きな穴があるところは、
以前は山道がありました。
道に沿って昔使っていた水路があるのですが、
斜面が崩れたせいで水路の下がえぐれて、
水路が橋のようになっています。
大きな穴があったり、
水路が橋になっていたり、
こういうところは大人も子供も面白いと感じるようです。
別のところにも、
大きな岩が折り重なって出来た洞窟がありました。
穴の中というのは、
子供たちも興味津々で一度は入ってみます。
下の写真は、
蔦(ツタ)に乗っかってぶらぶらと遊んでいる様子です。
パッと見は地面に立っているように見えますが、
宙に浮いてブラブラして遊んでいます。
こういうことは教えなくても勝手にやっていました。
活発な男の子たちは、
山の中をお猿さんのように走り回っていました。
自然の中で、
子供たちが何かに興味をひかれているときの顔って、
なんだかいいですね。
小さい子たちは小さい子たちで、
楽しそうに遊んでいました。
小さい子たちでも、
これくらいの斜面を一人で克服できます。
たいてい最初は怖がるのですが、
遊んでいるうちに徐々に慣れていって、
ほっといても一人で降りるようになります。
一人で降りれなくても、
手を握って補助してあげれば、
頑張って降りようとしてくれます。
よほどの絶壁でなければ抱っこして下したりはしないので、
自分が「行きたい!」と思うところに、
なんとか行こうという好奇心が勝るのかもしれません。
先ほど走り回っていた男の子たちは、
今度は倒木の平均台で遊んでいました。
自然の中には遊ぶものがたくさんあります。
それをどんどん工夫して遊べるようになってくれたらいいなと思います。
この日の遊びはこんな感じでした。
お母さんたちとの待ち合わせ時間の14時ころに、
山を後にしました。
子供たちが遊んでいる間、
お母さんたちには、
別の場所で「焼き芋」作りをしてもらいました。
お母さんたちと合流してみんなで焼き芋を食べました。
みまき自然の学校ではこのように、
お母さんたちにおやつ作りをしてもらうことがありますが、
基本的に今回の焼き芋のように、
安心して食べられる体にやさしいおやつを作るようにしています。
いっぱい遊んだあとの子供たちの食べっぷりは、
見事なものです。
今回の雑木山は初めて使ったフィールドでしたが、
いろんな要素が詰まった山だったので、
また遊びに行きたいなと思いました。
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